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オルトリングハウス

プレス機、船舶、建設機械等用油圧・空圧・電磁クラッチブレーキ

1898年創業のクラッチ・ブレーキの専業メーカー。
電磁式・空圧式・油圧式・機械式のフルラインを製造、大トルクユニットや、高発熱対応のアプリケーションを得意とし、広範なトルクレンジに対応します。
プレスなどの産業機械、船舶、建設機械等の様々な産業で使用される業界のベンチマークです。本ページでは、主な製品をピックアップしてお知らせします。

https://www.ortlinghaus.com/english/startseite.html

1.湿式多板油圧作動式クラッチ/ブレーキコンビネーションユニット
シリーズ123

湿式多板油圧作動式クラッチ/ブレーキコンビネーションユニット シリーズ123は、焼結プレートとスチールプレートを組み合わせ、強制油冷却システムを採用し多板化する事により、非常にコンパクトな設計でありながら、高トルクで低慣性モーメントと高い許容熱容量を実現しています。
このシステムではプレートの磨耗が無く、メンテナンスの必要性を最小限に抑えられます。
密閉されたハウジング内で作動しますので、油漏れを防止し、スイッチングノイズを最小限に抑えます。
これらアドバンテージにより、小型プレス機から、シャー、鍛造プレス機、絞りプレス機、大型プレス機に至るまでの幅広いアプリケーションに対応する事が可能です。
業界の首位の生産量を誇ります。

特徴
  • ・クラッチトルク:~967,600Nm
  • ・強制油冷却/潤滑
  • ・コンパクトで低慣性
  • ・高い熱負荷にも対応可能

2.Prop.act 乾式スプリング作動圧解除式ブレーキ
シリーズ172

シリーズ172は、Ortlinghausがサーボモータープレス機向けに開発した乾式スプリング作動油圧解除型ブレーキです。このブレーキは、通常機械停止の状態を保持するために使用されますが、緊急停止用の安全ブレーキとしても使用できます。
このブレーキは最小のスペースに設置でき、駆動モーターで回転させられる部品の慣性モーメントが小さく、切り替え時間を短く出来る事が大きな特徴となっています。多板ディスクブレーキとして設計されていますので、高トルクを伝達する事が可能です。
また、密閉設計ですので、ブレーキからの外部への汚染が少なく、騒音も最小限となります。乾式ですので、ブレーキ開放時の通常のプレス運転中には望ましくない連れ回りトルクの発生はありません。

特徴
  • ・トルク:22,000~100,000Nm
  • ・モジュラーシステムでメンテンス性が良好
  • ・LinearMotionLockと合体納入可能
  • ・高熱負荷に対応し、超寿命

3.リニアモーションロック(ロッキングクラッチ)
シリーズ055

ロッキングクラッチ シリーズ055は、プレス機械の金型交換やメンテナンスを行う時に、プレスラムが落下するのを確実に防ぐ製品です。
シャフトが回転できない様にする為に、ロッキングクラッチのハブにシャフトを固定してハウジングと篏脱させることでシャフトを拘束します。
この機械式ラムロック機構は、約3秒の短い時間でプレス機のラムをその位置に関係なく固定する事が出来ます。油圧作動により嵌脱させるラムロック機構の状態は、近接スイッチでモニターし、機械コントロールユニットに伝達されます。
また、乾式スプリング作動油圧解除多板ブレーキ シリーズ172と一体化して使用する事で、サーボプレス機の安全性をより高い次元で保証します。

特徴
  • ・トルク:22,000~100,000Nm
  • ・形状結合によるトルク伝達
  • ・いかなるシャフト角度でもラムを固定
  • ・電気的に切替位置を確認
  • ・連れ回り発熱量が無い

4.乾式単板空圧作動式クラッチ/ブレーキコンビネーションユニット
シリーズ406、420

1962年に乾式クラッチ/ブレーキユニットシリーズ400型の販売を開始して以来、Ortlinghaus社を世界ブランドに押し上げた製品で、現在では420型と406に進化しています。
プレス機に求められる性能と安全性を満たす様に開発され、シリーズ406は、小径ながら高トルクに対応したクラッチ/ブレーキであり、高性能、コンパクトな設計になっています。
プレートの取付けは12点取り付け、ストラップ付き2点取り付けがあり、様々なアプリケーションに適応する柔軟性があります。プレートの選択は各アプリケーションごとに、もっとも効率的に寿命を得るのに適した形状、素材を選んでいます。フリクションブロックプレート版は、連続運転時に高い動的負荷、反転負荷が発生する機械にお勧めします。
クランピングデバイスは、シリーズ420はクラッチ側に、シリーズ406はブレーキ側に取付ける事ができます。

特徴
  • ・シリーズ406 クラッチトルク:~67,000Nm
  • ・シリーズ420 クラッチトルク:~115,000Nm
  • ・乾式、単板ディスクのクラッチブレーキユニット
  • ・ユニット自体が高い慣性モーメントを有する

5.(船舶推進装置用)湿式多板油圧作動式クラッチ
シリーズ 021、002、0202

Ortlinghausの船舶推進装置用クラッチは、コンパクトなデザインに高トルクと耐高熱負荷という重要な特性を備えています。
これにより、軽量、低コスト、省スペースで、ハイパフォーマンスを実現します。
インターフェースはお客様のニーズに適合させることができるので、設計の柔軟性を確保し作業時間を低減します。

特徴
世界中の船舶推進装置用メーカーに採用されており、実績のあるユニットです。
  • ・シリーズ002(トルク~175,000Nm):高熱負荷に対応
  • ・シリーズ021(トルク~630,000Nm):高トルクを伝達
  • ・シリーズ202(トルク ~90,000Nm):シリーズ002とシリーズ021の両特性を兼ね備えています。

6.(アジマススラスター用)自己完結型クラッチシステム Prop.act/Compact
シリーズ212

Prop.actは、クラッチユニットと制御システムで構成されたアジマススラスター用自己完結型クラッチシステムです。アイドルスリップ(MD)、フルスリップ(HD)に対応。ギアボックスに搭載されるComapct 66MDと、独立型のProp.act 66MD、72MD、75HDを用意しています。各エンジンの入力回転数(低速、中速、高速)に対応する事ができます。

特徴
  • ・アクティブブレーキにより、プロペラ速度(出力側)を限りなくゼロに近づけます
  • ・コントローラーにて各種パラメーター設定が可能
  • ・PTO(パワーテイクオフ)を装備
  • ・各海域の主要エンジンに対応するため各サイズで3種類の入力回転数を用意
  • Prop.act 75HD(独立型)
    - FiFiポンプに対応

  • Prop.act 66MD/72MD
    (独立型)

  • COMPact 66MD
    (ギアボックス搭載型)

シリーズ MD HD
サイズ 66 72 75
トルク 15,750Nm 25,000Nm 35,650Nm
P/N 1.65 2.62 3.70
高速回転仕様 - SL 1,800 min-1 1,800 min-1 1,800 min-1
中速回転仕様 - ML 1,400 min-1 1,400 min-1 1,000 min-1
低速回転仕様 - LL 1,000 min-1 1,000 min-1 750 min-1
PTO 出力 40 kW 60 kW 60 kW
冷却能力 45 kW 90 kW 450 kW

ダウンロード

カタログ名 サイズ 最終更新日
プレス機用クラッチ・ブレーキ 4.56 MB 2024年10月30日
サーボブレーキ Prot.act(和文) 12.6 MB 2024年10月30日
船舶推進装置用クラッチ・ブレーキ 4.38 MB 2024年10月30日
ウィンチ用クラッチ・ブレーキ 4.81 MB 2024年10月30日